ホイール大百科2015
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 スポコンにはじまり、USDM、ヘラフラッシュ…とUS発のカスタムムーブメントは日本のユーザーに大きな影響を与えている。そのスタイリングだけでなく、通常のカスタマイズにおいてもUSホイールをセレクトするユーザーが増えてきた。 USホイールといえば「アメ鍛」と呼ばれる鍛造ホイールがおなじみだが、今日では新興メーカーも加わり、鋳造から鍛造までさまざまなタイプのホイールが生まれている。その特長は個性的かつ斬新なデザイン。国産の定番ホイールでは納得できず人とは違った仕様に仕上げたいユーザーの要望に応えてくれる。もちろん優れたデザインのホイールも多い。USホイールを発信源としたコンケーブに習って、ディープ感を強めた国産ホイールが数多く登場してきた。このUSホイールの魅力は国内メーカーも認めており、例えば写真に写っているSSRではSSR USAが現地で独自のマーケティングを行い、USテイストの国産高性能ホイールという新たなブランド展開を行っている。 そして国産ではちょっと考えられない26インチからオーバー30インチというサイズバリエーションもUSホイールの魅力。雑誌やサイトで紹介されているアメリカのイベントではUSホイールを装着した魅力的なカスタムカーで賑わっている。初めて見るようなホイールもあり、今後もUSテイストは目の離せない存在なのだ。 一昔前、USホイールの性能に対して疑問視する声も聞かれたが、今日では製造工程から商品管理まで徹底しており、その仕上がりは国産ホイールと比べても遜色はない。ミリ単位のワンオフインセットにも完璧に応えてくれる鍛造高性能ホイールは、スポーツ系ユーザーからも支持されている。Wheel Lecture >> Part 1US発信のホイールチョイスは2015年も勢力拡大「USムーブメント」TREND1KEYWORDHAYASHI NEW STREET STLR11SUVEXECUTOR CV03CW-S5 & CW-5SSR Formula MESHRS DP CUPDEAN MINIホイール大百科流行をチェック!2015年のネオクラ 以前に流行したデザインを復刻させたホイールがネオクラシック。シンプルで古典的なデザインではあるが、現行モデルと上手くマッチして古めかしさを感じさせず、逆に新鮮さを漂わせている。復刻といっても当時のホイールをそのまま再現したわけじゃない。サイズバリエーションを整え、最新の技術を伴って性能面も十分に高められているコンケーブ ホイールのディープ感を強めるデザインには2タイプがある。ディスクを平面にしてリム部を強調するのではなく、センターに向かってディスクをなだらかに落とし込んでいるのがコンケーブ。クルマの足まわりの構造上、リア側の方がインセット数値を小さくできる。したがって、前後ホイールの高低差を出したサイズセッティングも重要なポイント。

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